ミニベロの代表的ブランド、MOULTONの特徴と買取について
2018.04.03
イギリスのモールトンの歴史は古く、1956年に自転車の開発に着手しました。
モールトン博士はそれまで大きなホイールにダイヤモンドフレームという自転車作りを根本から見直そうという考え、斬新な一台を完成させました。
その内容というのがトラスフレームに小口径のホイールを組み合わせたもの。
この設計は今も受け継がれるモールトンの最大の特徴でミニベロというジャンルを確立させた立役者でもあります。
モールトンのミニベロは乗りやすさを重視したオープンフレームを採用しており、老若男女問わずに大人が乗ることを想定した物になっているので愛用している方も数多くられます。
必要な荷物も持ち運びができるよう利便性も考えられており、耐久性も高くこぞってコピーモデルが登場する中でモールトンのクオリティには至らない物ばかりでした。
それによってミニベロは従来のものより走行性能は劣るという噂が立ってしまいましたが、モールトンの自転車を一度でも乗ればその誤解は一瞬で無くなることでしょう。
モールトンのミニベロはパッと見ではサスペンションが搭載されていないように見えますがラバーブッシュを採用しています。また、ニューシリーズになるとフロントにもアンチノーズダイブ機構が採用されています。
フレームはモデルによっては分解することも出来るので利用用途も幅広く交通機関と合わせて利用することも出来ます。
この様に様々な試行錯誤がもたらされている自転車になりますが、一番に驚くべきはその耐久性です。
フレームが華奢なので耐久性に疑念を抱きがちですがモールトンでは幾度も走行テストを行い徹底した対策が施されているため通常の使用であれば、長年使い続けられるクオリティを誇っています。